「1年前にメーカーで清掃してもらったのに、また乾燥が弱くて臭う…」
そんなお悩み、意外と多いんです。
TOSHIBA TW-127X9Lってどんな洗濯機?

TOSHIBA TW-127X9Lは、洗濯12kg・乾燥7kgの大容量モデル。低振動・静音設計で人気の東芝製ドラム式洗濯乾燥機です。
乾燥は「ヒートポンプ式」ですが、この機種は空気の流れが複雑で、ホコリが溜まりやすい構造。そのため、1年以内でも不調が出るケースがあります。
乾燥が効かない原因はヒートポンプだけじゃない
「メーカーでヒートポンプ清掃しても改善しなかった」という方は、他の場所が原因です。
実際に多いのは以下のようなパターン:
- 乾燥フィルターの奥に詰まったホコリ
- ドラム背面の風路に湿ったホコリがこびりついている
- 排気ファンや風の通り道にカビ
ヒートポンプだけを清掃しても、他が詰まっていれば乾燥性能は戻りません。
今回のご依頼内容(埼玉県富士見市)
・TOSHIBA TW-127X9L
・乾燥が終わらず、生乾きになる
・洗剤ケースの黒カビが気になる
・洗濯時に独特のニオイが出る
・1年前にメーカーでヒートポンプ清掃済み
これらの症状から、内部全体の汚れを疑い、分解クリーニングをご提案しました。
洗剤ケースのカビも乾燥不良に関係する?
はい、関係あります。
洗剤ケースが黒カビだらけの場合、洗濯中にカビが水と一緒に循環し、ドラム内や乾燥経路にも広がります。
結果として、臭いやホコリ、乾燥不良の原因になります。
こまめな手入れが必要ですが、分解しないと奥までキレイになりません。
洗剤ケース清掃前


洗剤ケース清掃後


臭いの正体は湿ったホコリとカビ
生乾き臭のような嫌なニオイは、湿ったホコリやカビが乾燥経路にこびりついている証拠です。
この部分は通常の清掃では届かないので、分解して直接取り除くしかありません。
市販の洗濯槽クリーナーではニオイの根本解決は難しいです。
脱水カバー清掃前


脱水カバー清掃後


ドラム槽清掃前

ドラム槽清掃後

フィルター経路清掃前

フィルター経路清掃後

今回のクリーニングで行った作業内容
- 本体を分解し、洗剤ケース・脱水カバー・ドラム槽を徹底洗浄
- 乾燥経路・フィルター部に詰まったホコリとカビの除去
- 背面のファンと風の通り道の分解・洗浄
- 最後に試運転で乾燥機能をチェック
結果として、乾燥時間は通常どおりに戻り、ニオイも解消されました。
お手入れのポイントは3つだけ
- 洗濯後は毎回フィルターのホコリを取る
- 洗剤ケースは月に1回取り外して水洗い
- ドアパッキンや乾燥口のゴム周りもこまめに拭く
それでも改善しない場合は、内部の湿気や汚れが進行しているサインです。
よくあるご質問(Q&A)
Q. メーカーで掃除したのに乾燥が効かないのはなぜ?
A. ヒートポンプ以外の通気経路が詰まっている可能性があります。乾燥性能を戻すには、全体の分解清掃が必要です。
Q. 洗剤ケースのカビだけで乾燥不良になりますか?
A. はい。カビが洗濯中にドラム内部へ流れ込み、乾燥経路にも汚れが広がることがあります。
Q. 臭いの元を完全に取りたいのですが?
A. 臭いの正体は湿気を含んだホコリとカビ。これらは分解しないと除去できません。市販洗剤では限界があります。
Q. 何年ごとに分解クリーニングした方がいいですか?
A. 使用頻度によりますが、2〜3年に1度がおすすめです。ペットや風呂水使用があるご家庭は年1回でも◎。
まとめ:1年前に清掃していても、乾燥不良やニオイは再発します
「1年前にメーカーで掃除してるから大丈夫」と思っていても、乾燥フィルターや風路の汚れは日々たまっていきます。
今回のように洗剤ケースのカビや、ホコリによる通気不良が原因の場合、再度の分解清掃が必要です。
まずはお気軽にご相談ください。