Panasonic NA-VX800ARってどんな洗濯機?

パナソニックのNA-VX800ARは、乾燥機能つきの人
気モデル。洗浄力と省エネ性が魅力ですが、年数が経つと内部に汚れがたまりやすく、乾燥不良や臭いが出ることも…。
今回は埼玉県上尾市でおこなった、NA-VX800ARの分解クリーニングとトラブル改善の事例をご紹介します。同じ症状でお困りの方は、ぜひ参考にしてください!
結論:循環ポンプが動いておらず、全体的に洗浄不足でした
お客様から「乾燥が弱い」「臭いがする」とご相談をいただきました。現地で点検したところ、循環ポンプが動いておらず、洗剤カスやカビが大量に発生。結果的に、洗濯機内がしっかり洗えていない状態でした。
分解後、循環ポンプ・ヒートポンプ・洗剤ケースなどを徹底清掃し、乾燥も復活。ニオイも大幅に改善されました。
洗剤ケースのカビが酷くてびっくり
見た目以上に汚れていたのが、洗剤ケースの奥。お客様は普段から洗剤ケースを外していたそうですが、見えない部分にカビがびっしり。
湿気がたまりやすく、洗剤や柔軟剤が固まりやすい場所なので、定期的な分解清掃が必要です。
洗濯槽が洗えていなかった原因は「循環ポンプ」
この機種は、下から水をくみ上げて槽内を循環させる構造。ですが、循環ポンプが止まっていたため、洗浄水が回らず「ただ濡れているだけ」の状態に…。
これでは、洗濯物の汚れも落ちないし、カビも増える一方。今回のようにポンプの動作確認はとても重要です。
乾燥経路のホコリ詰まりで乾燥不良に
乾燥の風が通るヒートポンプ周辺には、ホコリや糸くずがびっしり。これが空気の通り道をふさいで、乾燥不良を起こしていました。
分解して掃除することで、乾燥力は本来の状態まで回復しました。
ドラム槽の裏側もカビと臭いの原因に
表から見えるドラム槽はキレイにしていても、実は裏側に汚れがビッシリついていました。これが湿気と混ざると、いや〜な臭いの原因に。
分解して高圧洗浄をかけることで、内部のカビやヌメリをしっかり除去できました。
作業のビフォーアフター
【循環ポンプ取り外し整備】
今回はこの循環ポンプが動いていなかったのが、洗浄不足の大きな原因でした。


ポンプ内部固着していたので、清掃して復活しました。

【ヒートポンプ清掃前】
乾燥経路にホコリがびっしり。これでは温風も通らず、乾燥不良に直結します。

【ヒートポンプ清掃後】
風の通り道をしっかり確保!乾燥機能が元どおりに復活しました。

【脱水カバー清掃前】
洗剤カスやホコリがびっしり。湿気が多い場所なので、カビの温床になりがちです。

【脱水カバー清掃後】
すみずみまで丁寧に磨いて、スッキリ清潔な状態に戻りました!

【ドラム槽洗浄前】
洗濯物が臭う原因のひとつ。表面はきれいでも、内側には汚れがたまりやすいです。

【ドラム槽洗浄後】
高圧洗浄で汚れもニオイもスッキリ除去。衛生的に気持ちよく使えます。

【洗剤ケース清掃前】
見えにくい奥にカビやヌメリが…。湿気と洗剤残りでどんどん汚れていきます。

【洗剤ケース清掃後】
ピカピカに復活!カビ臭の原因もバッチリ取り除きました。

【ホース内部清掃前】
一見気づきにくい場所ですが、内部には黒カビやぬめりがびっしり。臭いの原因にもなります。


【ホース内部清掃後】
内部までしっかり洗浄してピカピカに!水の流れもスムーズになり、清潔さがぐんとアップしました。


今回のまとめ
- 乾燥が弱い・臭い・洗濯物が臭う原因は「中が洗えていない」ことが多い
- 循環ポンプやヒートポンプの不良で症状が出やすい
- 洗剤ケースや内部のカビは定期的な分解清掃が必要
- 分解クリーニングで乾燥力・洗浄力・消臭効果がしっかり復活
お問い合わせ・ご予約
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よくある質問(Q&A)
Q1. 洗濯機の臭いが気になるのですが、クリーニングすれば改善しますか?
A. はい、内部にたまったカビや洗剤カスを取り除くことで、多くのケースで臭いは改善されます。
Q2. 乾燥が弱くなったのは買い替え時でしょうか?
A. いいえ。乾燥経路のホコリ詰まりが原因の場合、クリーニングでかなり回復します。
Q3. どのくらいの頻度で分解クリーニングが必要ですか?
A. 使用頻度にもよりますが、2〜3年に一度の分解洗浄をおすすめしています。