無添加洗剤を使うと黒いカスやカビが増える?ドラム式洗濯機で注意すべきポイント


埼玉県入間市を拠点に、ドラム式洗濯機の分解クリーニングを専門に行っている便利屋BUZZです。
最近、お客様から「無添加洗剤を使い始めてから洗濯物に黒いカスが付くようになった」「カビ臭さが気になる」というご相談を多くいただきます。
この記事では無添加洗剤とドラム式洗濯機の相性について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
また、関連する事例として「Panasonic NA-VX700BLでワカメのような汚れが出たケース」もぜひご覧ください。


目次


無添加洗剤は本当にドラム式に良いの?

「肌にやさしい」「赤ちゃんの衣類にも安心」という理由で、無添加洗剤や精油入り洗剤を選ぶ方は年々増えています。
しかし、ドラム式洗濯機との相性は必ずしも良いとは言えません。
なぜなら成分が残りやすく、内部で固まりやすいため、黒カスやカビの原因になってしまうからです。


黒カス・カビが出やすくなる理由

① 溶け残りやすい

無添加洗剤は界面活性剤が少ないため、水に完全に溶けきらず、洗濯槽の裏側に残りやすい特徴があります。
これが徐々に蓄積し、黒いカスとなって衣類に付着します。

② 油分や精油成分が残留

精油入りの洗剤は香りは良いですが、油分がドラム内部に付着してカビの栄養源になります。
結果として「ワカメのような黒い汚れ」が出やすくなるのです。

③ 低水量洗浄との相性の悪さ

ドラム式は省エネのため水の使用量が少ない設計です。
そのため、粉石けんや無添加洗剤がきちんと流れずに残ってしまうリスクがあります。


無添加洗剤を使うときのリスク

無添加洗剤を選ぶこと自体は悪いことではありません。
ただし、ドラム式で使うときには以下のリスクがあると理解しておく必要があります。

  • 黒カス・ワカメ汚れが発生しやすい
  • カビ臭さが強くなる
  • 乾燥機能が落ちる
  • 故障につながる場合がある

特に「乾燥不良」にまで影響するケースもあるため注意が必要です。


黒カスを防ぐための具体的な対策

① 洗剤量を控えめにする

推奨量の半分〜7割程度に減らすと、溶け残りを防ぎやすくなります。

② すすぎを1回多く設定する

無添加洗剤を使う場合は「すすぎ2回以上」が理想です。
水の使用量は増えますが、カスや石けん分を減らす効果があります。

③ 月1回の槽洗浄を徹底する

市販の酸素系クリーナーを使い、槽洗浄コースを必ず行いましょう。
定期的に行うことで黒カスの発生を大幅に抑えられます。


市販洗剤との違い

市販の合成洗剤は泡立ちが良く、成分が水に溶けやすいため、ドラム式に適しています。
一方、無添加洗剤は肌には優しいですが、カスが残りやすいという弱点があります。
「肌へのやさしさ」と「機械の寿命」をどうバランスを取るかがポイントです。


それでも黒カスが出るときの解決方法

すでに黒カスが出てしまっている場合は、家庭での掃除では完全に取りきれません。
そんなときは分解クリーニングで内部を徹底洗浄するのが一番です。
実際に当店で対応した「Panasonic NA-VX700BLでワカメのような汚れが出た事例」では、内部に石けんカスとカビがびっしり付着していましたが、分解クリーニングで解決しました。


よくある質問Q&A

Q1. 無添加洗剤を使ってもいいですか?

はい、使っても構いません。ただしドラム式の場合はすすぎ回数を増やす・洗剤量を減らすことを意識しましょう。

Q2. 黒カスは放置するとどうなりますか?

放置するとカビ臭さが強くなり、乾燥機能の低下や故障の原因になります。早めの対策が安心です。

Q3. 自分で分解して掃除してもいいですか?

おすすめしません。内部には配線やセンサーが多く、分解を誤ると故障の原因になります。専門業者に依頼するのが安全です。


便利屋BUZZへのお問い合わせ

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「黒カスが出て困っている」「無添加洗剤を使ってから汚れが増えた」という方はお気軽にご相談ください。