
BD-SV110Bの「雑巾臭い」って何?
洗濯機から「雑巾みたいなニオイ」がする…。
それ、内部で湿気がたまり、雑菌が繁殖しているサインです。
特に日立のBD-SV110Bでは、乾燥中に風の流れが排水側へ向かい、排水トラップの水がなくなってしまうことで、排水口からニオイが上がってくることがあります。
脱水カバー清掃前

脱水カバー清掃後

乾燥時に排水側に風が流れる仕組み
本来、乾燥時はヒーターから出る温風が衣類を通って排気に抜けます。
しかし内部に埃や糸くずが詰まると、風の通り道がふさがれ、逃げ場を失った風が「排水ホース側」へ逆流することがあるんです。
この時、排水口のトラップに溜まっている水が飛ばされると、ニオイ止めの機能を失ってしまいます。
そして結果的に、「脱衣所全体が下水臭い」状態になるのです。
ホース内部詰まり

ホース清掃後

実際の施工事例:埼玉県鴻巣市のお客様宅
今回ご依頼いただいたのは、埼玉県鴻巣市にお住まいの方。
「洗濯物が臭い。乾燥すると部屋全体に下水臭がする」とのことでした。
実際に伺って分解してみると、内部ダクトやファンに大量の埃と水分が付着。
ヒートポンプ周辺も湿気だらけで、風の通りが悪くなっていました。
さらに排水ホース内のトラップもカラカラ。
乾燥中に熱風が逆流し、水が飛ばされた形跡もはっきりありました。
臭いの原因を解決するには?
まずは「分解クリーニング」が一番確実です。
市販の洗濯槽クリーナーでは、乾燥経路の内部までは届きません。
分解して、乾燥経路・ファン・ダクト・排水経路・各種パーツまで、全部しっかり掃除してはじめて、根本的な解決になります。
なぜ臭いが繰り返すのか
・洗剤の使いすぎ
・風呂水使用
・ペットの毛や糸くずが多い衣類
・室内設置で通気性が悪い
これらが複合的に絡むと、またすぐ内部に汚れや湿気がたまり、再発します。
定期的なメンテナンスと、日々の使い方を見直すことが大事です。
風呂水の使用にも注意
風呂水ポンプを使っているご家庭は要注意。
お風呂の残り湯には雑菌・皮脂・入浴剤の成分が含まれており、洗濯機内部にヌメリや悪臭の原因を残してしまうことがあります。
特に夏場は、タンク内で雑菌が爆発的に増えることもあるので注意してください。
乾燥の頻度が少ないと逆に汚れる
乾燥機能を「たまにしか使わない」方が、実はカビや臭いの原因になりやすいんです。
頻繁に使うほうが風の循環で内部が乾き、雑菌の繁殖を抑えられます。
乾燥を使わない派の方も、1週間に1度は「から焚き(空運転)」しておくと安心です。
どれくらいの頻度でクリーニングすべき?
使用頻度にもよりますが、1~2年に1回の分解クリーニングをおすすめします。
特に以下の症状が出たら要注意:
✅乾燥が遅い・生乾きになる
✅脱衣所が臭い
✅埃が気になり出した
✅排水口がやたら臭う
【Q&A】よくあるご質問
Q. 臭いがするとき、自分でできることはありますか?
A. 排水口の水封を確認し、水が切れていれば補充してください。あとはフィルター掃除。ただし乾燥経路までは自力では難しいです。
Q. 業者による分解清掃って何が違うの?
A. 外せる限界まで分解し、ファン・ダクト・ヒートポンプ・排水周りすべて手作業で掃除します。市販洗剤では届かない場所が対象です。
Q. どこまで来てくれますか?
A. 鴻巣市を拠点に、埼玉県全域・東京都・神奈川・群馬にも出張対応可能です。
対応エリア情報
・埼玉県鴻巣市を中心に、上尾市・桶川市・北本市・熊谷市・行田市・久喜市・加須市など対応。
・東京都北区・板橋区・練馬区・足立区なども出張可。
・その他のエリアもまずはお気軽にご相談ください。