「洗濯機が変な音を出している」「排水できない」「乾燥が途中で止まる」―― 実はその原因、歯ブラシやマスクなどの異物混入が原因かもしれません。
ドラム式洗濯機は内部構造が複雑で、ほんの小さな異物でも排水経路やポンプを詰まらせやすい設計です。 この記事では、異物混入トラブルの原因・症状・注意点・対処方法を初心者向けに解説します。 さらに、実際の施工事例への内部リンクも紹介しています。
ドラム式洗濯機が異物で詰まりやすい理由
ドラム式洗濯機は見た目以上に内部構造が複雑で、異物が詰まりやすい特徴があります。
- 排水ホースが長く曲がりが多い
 - ドラム下部にポンプユニットが密集している
 - 乾燥経路が密閉されて湿気やホコリがたまりやすい
 
これにより、歯ブラシやマスク、靴下などの小さな異物でも、ポンプ手前やホースの曲がり部分に引っかかり排水不良や乾燥不良を引き起こします。
歯ブラシが落ちた場合のリスク
歯ブラシは細長く硬いため、落ちると次のようなトラブルを引き起こします:
- ポンプ羽根に挟まって異音や回転停止
 - 排水ホース内で引っかかり排水不良
 - モーターに負荷がかかり、保護停止やエラー表示
 
こうした場合、無理に運転すると修理だけでは済まず、部品交換が必要になることもあります。
実際の事例はこちらで確認できます:
【東芝 TW-127XH2】歯ブラシ落下で排水できない事例
マスクを洗う際の注意点
最近はマスクを洗濯して再利用する方もいますが、注意が必要です。 マスクのゴムや不織布は軽く、乾燥時に排水口や乾燥経路に吸い込まれることがあります。 さらに、繊維がフィルターや乾燥経路に絡むと乾燥不良や異臭の原因になります。
対策:
- 必ず洗濯ネットに入れる
 - 脱水前にフタを開けて確認する
 - 軽いものは単体で入れず、他の洗濯物とまとめてネットに入れる
 
歯ブラシで内部を掃除しても意味がない
フィルターのホコリを歯ブラシで掃除しても、表面しかきれいになりません。 内部のヒートポンプや乾燥ダクトのカバー内の汚れは、専門業者による分解クリーニングでないと取り除けません。
湿気やカビが原因で乾燥不良になることも
内部のカバーやドラム槽の汚れは、湿気を吸うことでカビ汚れになります。 その結果、
- 洗濯物が乾きにくくなる
 - 臭いが残る
 - 乾燥運転時にエラーが出やすくなる
 
こうした症状は、分解クリーニングのタイミングの目安にもなります。
分解クリーニングが必要なサイン
- 洗濯物が乾かない
 - カビ臭い
 - 排水異常や異音が出る
 - フィルター掃除だけでは改善しない
 
このような場合、修理と一緒にクリーニングを依頼するとトラブルをまとめて解決できます。
自宅でできる応急処置
- 電源を切り、コードを抜く
 - 排水フィルターを外して目視確認
 - 残水はバケツで排水
 - それでも改善しない場合は無理に運転せず、専門業者に相談
 
異物混入を防ぐためのポイント
- 洗濯前にポケットや洗面台周辺の小物を確認
 - 小物やマスクは洗濯ネットに入れる
 - 子どもやペットがいる家庭はドアを閉める
 - 歯ブラシやマスクを落とした場合は使用しない
 - 分解クリーニングの目安を知っておく
 
よくある質問(Q&A)
Q1. 排水できないが異物が見えません
→ フィルター奥やホース内部に詰まっている可能性があります。無理せず専門業者に相談してください。
Q2. 自分で分解して掃除してもいいですか?
→ メーカー保証が切れる場合やパーツ破損のリスクがあります。安全のため専門業者推奨です。
Q3. マスクや小物を洗うときの注意は?
→ 洗濯ネットに入れる、脱水前に確認する、軽いものは単体で入れない。
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