
目次
- SHARP ES-W113の乾燥不良とは?
- まず結論|内部にホコリ、そして循環ホースにも要注意
- 狭山市での実際の事例紹介
- YouTubeで事前に学び、部品を準備しておいた理由
- 循環ホースが擦れるとどうなる?
- SHARP ES-W113はこういう構造
- 乾燥不良のサインを見逃さないで
- 分解クリーニングで解決できること
- お客様からよくある質問(Q&A)
- ご相談・お問い合わせはこちら
SHARP ES-W113の乾燥不良とは?
乾燥に時間がかかる。
衣類が乾いてない。
生乾きのニオイがする。
そんなトラブルが起きたら、それは「乾燥不良」のサインかもしれません。
SHARP ES-W113を含むドラム式洗濯機は、使っているうちに内部にホコリがたまり、乾燥性能がどんどん落ちていきます。
まず結論|内部にホコリ、そして循環ホースにも要注意
脱水カバー清掃前

脱水カバー清掃後

乾燥がうまくいかない主な原因は以下のとおりです:
- 乾燥経路(ダクト・熱交換器)にホコリが詰まっている
- 排水不良により水が残り熱がこもる
- 循環ホースの物理的なダメージ(擦れ・劣化)
中でも、循環ホースの擦れは見落とされがちで、放置すると水漏れに発展します。
狭山市での実際の事例紹介
今回の施工は、埼玉県狭山市のお客様からのご依頼です。
「乾燥が遅い」「ニオイが気になる」とのことでお伺いし、SHARP ES-W113を分解。
結果は…
- 乾燥経路に大量のホコリ
- 循環ホースに擦れ跡と軽度の亀裂
このまま放置すれば、乾燥不良どころか水漏れにもつながる状況でした。
YouTubeで事前に学び、部品を準備しておいた理由
実は私、このES-W113に関しては、YouTubeで「ホースが擦れて水漏れした事例」がいくつも報告されているのを以前からチェックしていました。
それを踏まえて、今回の作業にあたっては事前に予備の循環ホースを準備。
結果的にその判断が正解でした。
その場ですぐに交換できたことで、水漏れのリスクを未然に防げたのです。
循環ホースが擦れるとどうなる?
SHARP ES-W113は、ホースが本体のカバーやパネルと接触しやすい構造になっており、長年の使用で擦れて穴が空くことがあります。
そうすると…
- 本体内部に水漏れが発生
- 基板やモーターが濡れてショート
- 修理費用が高額になる
乾燥不良の陰に、こうした「見えない損傷」が潜んでいることもあるのです。
循環ホース擦れてる

新品部品と交換

ホース交換後

SHARP ES-W113はこういう構造
この機種には以下のような特徴があります:
- 循環ホースが狭いスペースを通る
- 乾燥経路が奥まっており掃除がしづらい
- ホコリが湿気と混ざって固着しやすい
そのため、表面だけの掃除では根本的な改善にはなりません。
乾燥不良のサインを見逃さないで
こんな症状が出たら要注意です:
- 乾燥後も衣類が冷たい or 湿っている
- 生乾き臭が残る
- 排水トラブルが頻発
- 使用中に焦げ臭いニオイがする
「いつもと違う」と感じたら、分解クリーニングのサインです。
分解クリーニングで解決できること
便利屋BUZZでは、ES-W113のような複雑な構造のドラム式にも対応可能。
- 乾燥経路の分解洗浄
- ホース類の状態チェック・交換
- ファン・ダクト・熱交換器のホコリ除去
施工後は、乾燥効率が改善し、ニオイもスッキリ。
故障予防にもつながります。
お客様からよくある質問(Q&A)
Q. フィルター掃除はしてるのに乾きが悪いのはなぜ?
A. 内部の乾燥経路にホコリが詰まっていると、フィルターだけでは追いつきません。
Q. 自分で分解掃除できますか?
A. 基板やモーターが近くにあるため、専門知識が必要です。プロにお任せください。
Q. 作業時間と費用はどれくらいですか?
A. 状況にもよりますが、作業は2.5〜3時間、費用は税込28,000円前後が目安です。
ご相談・お問い合わせはこちら
同じような症状でお困りの方、ぜひお気軽にご相談ください。
執筆:ドラム式洗濯機専門 便利屋BUZZ